GWの最終日、人生初の「お料理教室」に行ってきました。
お料理教室と言っても、いわゆる「キッチンスタジオでみんなでお料理」する類のものではありません。
個人のお宅で開催された小規模のものです。
ここで学んだ料理に対する考え方が、目からウロコだったのでご紹介しましょう。
料理が苦手な人、初心者の人必見です。
講師はビタミンアカデミーの純さん
今回の料理教室の主催者であり講師は、ビタミンアカデミーという健康ブログを運営する純さん。
僕が純さんに初めて出会ったのはキッチンスタジオ「キッチンビー」でのブログイベントでした。
純さんが作る料理の、シンプルな美味しさに感激したのを今でも覚えています。
栄養学に明るく、普段の食事の摂り方なども積極的に情報発信をされている純さんが、料理教室をやるとなれば、参加しないわけにはいきません。
ただの料理教室ではないはずだと期待に胸を膨らませ、人生初のお料理教室参加を果たしてきました。
そこで学んだ、目から鱗だった「料理とは何か」について少しお話していきましょう。
レシピがないと作れない病
今回の料理教室の対象者は、料理初心者でした。
献立もシンプルで工程が少なく、作り置きのできるものばかりです。(最終的にお弁当に仕立てました)
参加者は僕以外女性でしたが、みなさん料理に対して苦手意識をもっているようでした。
初心者がよく陥ってしまう症状として
「レシピがないと作れない病」
というのがあります。
料理を作るときについクックパッドを見てしまうあなた。
そう、あなたです。
レシピに頼りすぎると、材料が一つ足りないだけですぐ「買いに行かなきゃ!」となってしまいます。
ここの状態が長く続くと、レシピがないと料理を作ることができなくなってしまうのです。
料理上手を目指したいのなら、色々な材料と調味料を組み合わせて、自由自在に料理を創作できるまでになりたいですよね。
料理を理解するということ
そもそもレシピというのは、積み木の説明書のようなものです。
初めて積み木を目にしたときは、バラバラの積み木を見ても、何をどうすればいいのかわかりませんよね。
まずは、説明書に書いてある通りに組み立てることを目標にしていきます。
慣れてくれば想像力を働かせて、組み合わせを変えたり、部品を入れ替えたりすることで、発想力を高めていきますよね。
料理でもそれと同じようなことが言えます。
初めはレシピを見ながら作るのもよいですが、大切なのはその過程です。
料理本やクックパッドを見ながら
「この工程はなぜ必要なのか?」
というのを考えてみたことがあるでしょうか?
“野菜を炒める”ということの意味を考えたことがあるでしょうか?
肉や魚に粉をまぶして焼いたりすることがありますが、この粉の役割は何でしょうか。
味付けの時間が短かったり、染み込みにくいものにまぶしておけば、衣の役割として味を吸ってくれます。
乾きやすい食材なら、水分を保持してしっとりさせる効果もあります。
粉をまぶして長時間置くと素材の味を吸ってしまうので、火を入れる直前にまぶすのです。
レシピに「粉をまぶす」と書いてあったなら、その”意味”を理解することが、料理を学ぶ上でほんとうに大切なことなのです。
少しずつバリエーションを増やす
このように、工程の意味がわかっていれば、食材や調味料が変わっても、同じような料理ができますよね。
一度には覚えられないので、シンプルで使いやすいレシピを選んで繰り返し作っていくのをオススメします。
一つレシピを覚えたら、食材を変えて、調味料を変えて、アレンジできる範囲を少しずつ広げていけばいいのです。
たとえば、今回の料理教室では、海老のエスニック炒めを教わりました。
カレー粉と小麦粉をまぶしたエビを、ココナッツオイルで炒めるシンプルなものです。
ココナッツオイルのまろやかな香りと、スパイスのパンチの効いた味が絶妙で、とても美味しい料理です。
しかしこれを、ガーリックとオリーブオイル、ハーブで仕上げれば、イタリアン仕立てになりますよね。
こうやって少しずつバリエーションを広げていけば、なんだかできそうな気がしてきませんか?
さいごに
僕はこの料理教室を通じて、「料理とはなにか?」について、気づかされました。
レシピがないと作れないと思っていた料理が、少しずつ紐解けていくような感覚を覚えたのです。
こんな素敵な気づきをもらえた初心者向けの料理教室、行ってみたいと思いませんか?
随時開催されているようなので、興味のある方はぜひ。
ビタミンアカデミーのブログ記事も、とっても勉強になるのでオススメです。