Notes of Life

音楽とITの可能性を探す、金川泰典のブログ

著作権フリーの楽譜がダウンロードできるサイト

2014/04/06
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約 4 分

最近見つけて「これはクラシックやっているひとにはすごくいいな~」と思ったものがあったのでご紹介します。

著作権は作曲者の死後、消滅することは知られていますが、「著作権がなくなった状態の楽譜」を集めた『IMSLP』というサイトがあります。

スクリーンショット (19)

楽譜が必要なクラシック音楽

クラシック音楽は、ほとんどの場合において、演奏に楽譜を必要とします。

それは基本的にクラシック音楽が、作曲者の意図を再現するという「再現芸術」だからです。

「ベートーヴェンのピアノソナタを弾きたい」と思ったら、ピアノと楽譜がないといけないということです。

楽譜は昔から、楽器屋さんに行って買うものというイメージが定着していましたが、最近ではWebで手に入れるということもできるようになっているようです。

作曲家と著作権

楽譜に限らず本もそうですが、著作物にはそれを作った人の権利を保護する著作権法というものが適用されています。

勝手にコピーしたり、真似をしたりすることは、法律で禁止されています。

しかし、著作者が死んでしまってから50年以上経つと、著作権は消滅することになります。

※欧州などの他国では70年のところもあるので注意。

パブリックドメインについて

著作権が消滅した(もしくは発生していない)状態のことをパブリックドメインといいます。

楽譜に関してざっくり言うと、作編曲者の死後50年経過したものについては、著作権がない状態ということです。

パブリックドメインになっている曲に関しては、コンサートなどで演奏する時にもJASRACへの申請が必要なかったり、インターネット上でコピーが出回っていても問題ないということになります。

※本なども、青空文庫などでパブリックドメインになっている夏目漱石などの小説が読めます。

パブリックドメインの楽譜ライブラリ、IMSLP

IMSLP ペトルッチ楽譜ライブラリー

このサイトは、著作権が消滅した楽譜/録音を集めているWeb上のライブラリです。

2006年に設立され、現在76,000曲、270,000冊が所蔵されています。

様々な検索方法を使って楽譜を探し出し、楽譜はPDFで、録音はMP3でダウンロードできます。

ベートーヴェンのピアノソナタが弾きたい!と思ったら、ダウンロードしてプリントアウトしたらOKなのです。

場合によってはモニター表示のままでもいいかもしれませんね。

IMSLPに対応したiOSアプリなどもあるようですが、個人的にはPDFでダウンロードすればいいのでは?と思います。

 

IMSLPを見つけた時、「学生の頃、これがあったらな~~~」と、ちょっと悔しい思いでした。

自分の取り組む楽譜や音源は、大学の図書館に行ってコピーしていましたので、かなり手間がかかっていました。

Webでほとんどの資料が揃ってしまうという時代になっていますから、とても効率が良くなっていて、今の学生などは羨ましいですね。

パブリックドメイン楽譜の活用方法

利用できる作曲家は死後50年経過という条件なので、ドビュッシーやドヴォルザークなどは余裕で、ラフマニノフもOK、ストラヴィンスキーは長生きされたのでまだダメです。

楽譜は厳密に言うと出版社によって版が新しくなり、楽譜に修正が入ったものもあったりするので、一概にIMSLPの楽譜で問題無いとも言えませんが、手軽さや効率などの「機会の創出」という意味ではとてもよいサービスだと思います。

A4普通紙にプリントアウトされた楽譜はなんとも味気ないですし、iPadで表示された楽譜も慣れませんが、今後は楽譜のデータ化などもどんどん進んでいくのだと思います。

現在は過渡期のため、紙をデータ化したものにとどまっていますが、手軽に楽譜が手に入るようになったので、これを利用してもっと音楽活動が活発になってくれればよいですね。

個人的には、ピアノ譜を買わずとも手に入るので、久々にピアノを弾いてみたい欲求が出てきてます。

 

IMSLP ペトルッチ楽譜ライブラリー

 

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