Notes of Life

音楽とITの可能性を探す、金川泰典のブログ

楽器の調整が大切な理由。木管専門の工房「ル・べカール」さんに行って来ました!

2014/05/25
By
約 4 分

最近の活動の中では、いまいちご無沙汰だったクラリネット。

今の家では楽器演奏不可なので、日常的な練習をすることがなかなか難しいのです。

それでも、少しずつでもクラリネット吹きとしての活動を続けたいと思っています。

まずは楽器の調子を整えよう!ということで、今日は楽器修理工房へ行ってきたお話です。

IMG_3990

楽器の調整が大切な理由

楽器演奏は、自分の調子だけでなく、楽器そのものの調子や周りの環境にも影響を受けます。

これはほとんどの楽器に言えることですが、生音を奏でるアコースティック楽器はより顕著になります。

生きている木は温度や湿度で膨張します。

それに細かな部品や消耗品もあるので、楽器は毎日少しずつ変化しています。

たとえ自分の調子が良くても、楽器の調整が悪ければ「今日はなんか調子が悪いな」と感じてしまうのです。

自分が悪いのか、楽器が悪いのかというのはなかなか判断ができません。

そして言い逃れのように「リードが悪いのかも」と決めつけてしまうと、その日の練習が無駄になってしまいます。

そこで、楽器をちゃんと整備して、ある程度一定の状態を保つということが大切になってくるのです。

「うまく演奏ができないな」と思っていたら、楽器の調整をしたらあっさりとできるようになったりということもあるくらいです。

技術的にシビアなことを要求するプロは、楽器整備の重要性がさらに高まります。

定期的な練習をしていれば自分の調子はそれほど急に変わることがありません。

あとは楽器の調子をよい状態に保ってあげることで、結果として安定したパフォーマンスを保つことができるというわけです。

木管楽器修理専門の工房「ル・べカール」さんに行って来ました

IMG_3951

同じ門下生の先輩が、数年前にできた新しい工房に調整に出すという話を聞いて、「ル・べカール」さんの見学に行って来ました。

「ル・べカール」さんは、クラリネットのトップメーカー、ビュッフェ・クランポンの修理部門で長年勤められた日谷さんが、2年前に独立して開いた木管楽器修理専門の工房。

私のクラリネットの師匠である元・NHK交響楽団首席奏者の横川晴児先生をはじめ、日本のトップ奏者の楽器を調整し続けてきた日谷さんは、日本最高レベルのリペアマンと言ってもよいでしょう。

実際にお会いしてみると、とてもお人柄も良く、これはもう丸投げしちゃって良いレベルだと思ったので、早速予約をして、先日調整をしてもらいました。

自分で楽器の悪いところを判断することは難しいので、おまかせで最良の状態にしてもらいました。

消耗品を半分ほど交換してもらったのですが、なじむと少し状態が変わることがあるそうなので、1か月後に再調整に来てくださいとのことでした。

木管楽器のメンテナンスについて教えてもらいました!

IMG_3953

せっかくなので、木管楽器のメンテナンスに関する質問にいくつか答えてもらいました。

  • 日本は季節によって湿度や温度が違うので、木管楽器はシーズンごとの調整がベター。
  • 楽器を保管するときは乾燥に気をつける。長期間使用しない場合はビニールなどに入れて保湿してもよい。(ただし、カビに注意)
  • 木に含まれる水分量が一定のほうがよいので、基本的に毎日息を入れてあげたほうがよい。
  • 木管楽器のジョイント部に貯まる水は、ティッシュなどで拭き取る。スワブやクロスは油分を吸ってしまうのでよくない。
  • 急激な温度差に気をつける。管楽器は息を入れるので、内側と外側で温度差が発生すると、割れの原因になる。たとえば、寒い日に急に吹き始めるとよくないので、室温に慣らしてから。

なるほど、やはり木管楽器は生きている木でできているので、温度や湿度(水分量)をできるだけ一定に保つのがポイントということですね。

なんとなくは理解していましたが、プロから明確な答えを聞けると、なるほど納得しますね!

IMG_3955

楽器の調子が良くなったので、早速練習してきました

IMG_3963

楽器の調子が万全になったので、その足で練習をしてきました。

調整をしたおかげで、楽器がとても素直に鳴るようになりました。

自分がやりたい事にもすぐに反応してくれるようになって、自分が急に上手くなったように感じるほどです。笑

やっぱり楽器調整は大事、すごい!

IMG_3951m
le Bécarre ル・ベカール

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でYasuをフォローしよう!

Leave A Reply

*

CAPTCHA